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おせち料理と10歳の私

2022-01-05

時代は斜め上のその先へ。

昔の正月ってのは

お正月の松の内なのでおせち料理のことを書きます。
昔の正月は、スーパーとか本当に休んで営業していなかったので、おせち料理や食料品を買い込んでいなかったら正月orDie状態でした。
なので親が意外と真面目に黒豆を煮たりなますを作っていた記憶があります。

おせち文化の消滅を憂う

何日も前から準備して、煮物を時間差で仕上げて、たくさんの品数を作って・・・とそんな様子を
鮭とば(母親からもらった)を握りしめ、後ろからしゃぶりながら見ていたお子様のソトヤマ。
子どもながらに見ていてこう思ったものです。
こんなに大変なおせち料理は、今の若い人は将来作らなくなってしまうのでは?

御年10歳のソトヤマ思う。

子ソトヤマ
おせち文化は消滅してしまうに違いない

古き良き日本という扱いになる。なので今食べておこう(子どもながらの考え)ということを真面目に考えていたわけです。
田作りとかたたきごぼうとか地味だしね。
こういう素朴な風味を愛でる文化も廃れてしまうに違いない。ポリポリ(つまみ食い)

あれから数十年

その後おせち料理はどうなったか。

パーティーフーズになってるー!!!

子ソトヤマの予想は大きく外れました。
おせち料理は料亭が仕出しを拡大し、百貨店が乗り、さらにコンビニまでがおせち料理を販売したよ。
新年だしパーッと高級なものみんな食べたいよね!と300万円するものや洋風おせち、中華おせち、果てはワンちゃん用と・・・これを昔の何故かペシミスト(悲観的)だった御年10歳のソトヤマに聞かせてやりたい。

そして今のおせちは

スーパーでもセットになって、盛り付けるだけでよくなりましたよね。
もちろん手作りしても良し。買っても良し。
ワンピースおせちとか、このために絵を書き下ろししてくれてすごいよね。

というわけで、おせちは子ソトヤマの予想の斜め上をゆきパーティーフーズになったのでした。
いやあ、人生何があるか分かりませんね。

読んでくださってありがとうございました。

 

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