子どもの動機は秘密だらけ
田舎のスキー場にて
寒いとこばっかり引っ越して渡り歩いているので、気が付いた時にはスキーをやるようになっていました。
冬場やることがないとスキーを持って車に乗せてもらい、郊外のスキー場に連れてってもらったものです。
滑って疲れたら自動販売機でアンバサを買ってもらうのがいつものパターンでした。
リフトは椅子ですよ
ゴンドラなんてオシャレなものはない時代。
リフトは椅子です。
一人用の木製の椅子です。
ちなみに落下防止のバーもなかったので、ひとりポールに一生懸命しがみついて、落ちないように頑張っていました。
当たり前ですが、カバーもなかったので、たまに長いコースに乗って頂上に着く頃には吹雪で白くなって凍えていることなんかもありました。
ふと湧く疑問
さて、そんな中1人でリフトに乗っているとお降り口の辺りで
「もうすぐ出口ですので、スキー板の先端を上げてください」
というアナウンスが聞こえてきます。
そんなのいつものことだから当たり前のことじゃないかと思っていたのですが、ある日急に疑問が湧いてきました。
なぜ上げるんだ。
上げなくたっても本当はいけるんじゃないのか?
よし、やってみよう、上げるどころか下げてみよう!
我ながらバカな子供ですね。
降り口で事件は起きた
アナウンスを無視して、スキー板を上げるどころか爪先を下げ、出口に差し掛かった時それは急に訪れました。
降り口付近にある斜めに立てかけられた板にスキー板が引っかかって、反発する力の方が強くて身体はリフトから落ち、板から下の雪だまりに落ちました。
子供が落ちたぞー!とスタッフはあわて、何人もの大人が駆けつける事態となりました。
幸いにも雪が柔らかくクッション代わりになり、ケガは全くありませんでした。
「一体どうしたんだ!」と心配する大人たちに向かって本当のことを言ったら、これは怒られるでは済まないのではないかと思ったソトヤマは
と言い訳してしまいました。
まとめ
こうやったら危ないよというのは、すでに誰かが体を張って立証していることなので、あえてそれを犯すべきではないと改めて感じたソトヤマでした。
ちなみに私の同級生はリフトに乗ってる最中、ここから滑り出したい!と言い出して途中でリフトから飛び降りるようなクソガキでした。
本当に、骨とか折れなくてよかったよね。
以上、子供は想像の斜め上のことをいきなりしでかすという話でした。
読んでくださってありがとうございました。