もっと早く勉強すれば良かった
秘書検定2級と3級を持ってます
昔、電話応対がきっかけで怒りと好奇心にそそのかれて、秘書検定を勉強して資格を取ったことがあります。
持っている資格は秘書検定の2級と3級です。
秘書になりたい方もそうでない方も、全く持っていて損はない資格だと思いました。
資格というよりその勉強過程が大切なものだと感じています。
本日はそんな秘書検定のことについてお話ししたいと思います。
勝手テレフォンオペレーターと呼ばれる
若かりしとき、テレフォンオペレーターをしていたことがありました。
テレフォンオペレーター専属というわけではないんですがやっている仕事にお客様への電話応対のウエイトが多くて、ついたあだ名が勝手テレフォンオペレーターでした。
皆さんも電話の応対をしていたら分かると思いますが、全員が全員、積極的に電話をとるわけではありません。
中にはいかに電話を取らずに逃げるか、そういうことにばかり力を傾ける社員もいたりするものです。
マッチポンプおばさんと同席
一番ひどかったのは、敬語がろくに話せなくてマナーも悪いせいで、それがトラブルで延々と怒られ続けているオバサンでした。
勝手に、女性のお客様に「今日は男の人と一緒に来てたりしないの?」と聞いて、ガチギレされたり、本当にくだらないトラブルを自分で引き起こして、それで一日が暮れてしまうような人でした。
よく思ったものです、
「なんで私はこの人と一緒に働いているんだろう、同じレベルだから同じ仕事をさせようと、配属されているのではないだろうか」
と真面目に悩んだことがありました。
そして、タチの悪いことにそのおばさんが私にダメ出しをしてくるのです。
いや、聞きませんでしたけどね。
わが身を振り返り勉強
そのオバサンいわく
「あんなに怒らせてどうしたの。ちゃんと人の話をよく聞いて、丁寧な言葉遣いで話さないとダメじゃない」
電話を取った途端に一方的に怒鳴り散らす人に30分以上付き合わされたあげくに、参考にならないくだらないダメ出しを聞けと?
なんでこんなダブル理不尽な目に合わなければいけないんだろう?
よし、聞かない!
お前の言うことなんて絶対聞かない!
文句をつけられないくらいに接客スキルは勉強してやろう、マウント取ってやる・・・と決意したのがきっかけでした。
敬語を覚えるなら若いうち
このごろ思うのが、日本という国はやっぱりマナーに厳しいなぁと思います。
年を取れば取るほど敬語を使いこなせるのは当たり前だと皆さん思っています。
実際は職業、環境性格などにより、敬語を使ったりしなくていい人だっていっぱいいるはずなんです。
だけど、年配者のスキルに求められるのが正しい敬語をマスターしていると勝手に思い込み、そこで完璧な敬語を使いこなせないとあの人は育ちが悪いとかそういう身も蓋もないことを一生懸命に吹聴するわけです。
慇懃無礼という言葉がある通り、敬語を使うことが必ずしも良いとは限らないんだけどね。
秘書検定の勉強で得られたもの
しかしながら、社会に出て働く人なら誰でも備えておかなければならない基本的な常識を教えてくれるのはとても貴重だと思います。
「やった方がいいこと」「やってはいけないこと」を教えてくれる人は、意外に少ないです。
秘書検定の勉強で得られたものは色々ありますが、まずは「言葉に対する自信」です。
自信を持って、ていねいな言葉と立ち居振る舞いをすることは大きな自信と余裕、好感度のアップにつながります。
採用する側にとってもアドバンテージにつながるでしょう。
言葉遣いに対する理不尽なクレームを自分のなかではじき返して、自信を持って生活していきましょう。
読んでくださってありがとうございました。