ファミリーみたいな会社に勤めてた
長く会社に勤めてると、たまに不思議なことが起こるものです。
ソトヤマが例のテレフォンオペレーターをしていた時のこと。
その会社はいわゆるアットホームで笑いの絶えない会社(意味深)であり、それと同時に急なトラブルが起きる会社でもありました。
みんなチームで一丸となってトラブル対象に当たっていたので仲良くやって連携を図る、という土壌が出来上がっていったものと思われます。
なので、隣の部署でトラブルがあったと一報を受けた時は、次に電話対応が殺到すると予測されるため、テレホンオペレーターの何人かが断りを入れてぞろぞろと、その部署対応に歩き出すような会社でした。
自分もそんなに長くはなかったんですけども、電話が来たら決められたアナウンスをして、お問い合わせフォームのメモ用紙に殴り書きをして、印鑑をバンと押して担当に後で対処してもらう、という方法をとっていました。
古い方法ですが、人海戦術でみんなで当たればこれが一番早かったりします。
辞める日のこと
そんな感じで横断的に対処していたのですが、その職場を辞める日がやってきました。
各部署に挨拶回りに行ったところある部署で
入ったばかりの若い社員が紙に包まれた何かを渡してきました。
とりあえず受け取って、後で開いてみることにしました。
袋の中身は
自分の席に戻ってから渡された袋を開いてみました。
そこには、ソトヤマと彫られた印鑑が入ってました。
ここで大切なお知らせ!
私はその部署にいたことがないんです。
ちょっと待てやコラ。
誰だ私の名前の三文判を買ってきた奴は。
絶対何かよからぬ処理に使ったでしょう。
電話を受けて、何かちょっと後ろめたい件があった時に「あの時手伝いに来てくれた人のせいにしてしまおう」と何かいいように使われたような匂いがプンプンします。
ちなみにそのハンコは、やはり見たことがないものでした。私以外にソトヤマもおりません。
いつ買ってきたのか
今も昔も多分コンプライアンス的にものすごくまずいようなことを書いているような気もしますが、まあ、やられた方なので。
せめて一言言ってくれればよかったんだけどね。
特に何も振りかからなかったのが幸いでした。
今考えると、昔の会社って常識では考えられないことが平気で起こったりしますよね。
まとめ
まあ、そういうファミリーなんだかマフィアなんだかよくわかんない会社に勤めていた時の話でした。
今はハンコレスを進めようということで、色んなところで署名による受付が主流になってきているようですが、
よく考えるとハンコなんてそこら辺で買えるよねぇ、よくそれで本人確認とか言ってたなぁと改めて思った次第でございます。
読んでくださってありがとうございました。
今はこのようなおしゃれな印鑑もあるのですね。
儀典としての印鑑は、アート性を高めて残っていくと思います。