中にはロマンが詰まっている
飯盒賛歌
これは私のものすごく個人的な意見が入っています。
特に公平さ、公正さを求めるブログではないのでいいんですが、その中でも特に私の主観のみで話をさせていただくわけでございます。
キャンプといえばテント、焚き火、そして飯盒による飯盒炊爨(はんごうすいさん)です。
特に飯ごうはキャンプ以外では滅多にお目にかからない調理器具ではないでしょうか。
よく野菜の抜き形などはキャラ弁を作ったり、花の形が綺麗だったりと本来の日本料理の用途から若干離れた使い方もされますが、
飯ごうについて言うと「今日は土鍋で炊いたご飯よ」はありますが
「今日は飯ごうで炊いたご飯よ」とご家庭の食卓には出てこない訳です。
飯ごうの機能美をたたえる
考えてみると、あの飯ごうのビーンズ型(兵式といいます)の独特の形状。
あのくすんだ緑のオリーブドラブの色。
いかにもキャンプのために作りましたと言わんばかりの(本来は兵式ですが)独特なフォルム。
キャンプに滅多に行かない私にとって、とても魅力的に見えるものです。
あふれ出すサバイバルandワイルド感。
このごろのコロナ禍によってキャンプがブームになった昨今。
「キャンプに行かなくても雰囲気を味わいたい」欲が出てきた時、役に立つのが飯ごうに違いありません。
中のフタをすり切りするだけで、米が2合はかれる。2回繰り返せば4合。外のフタは米3合。
内側には、「2合炊きたい時は、お米を入れてから水をここまで入れるといいよ。失敗しないよ。4合の人も線を入れておいたよ。」
といったガイダンスの線が入ってます。
なんてシンプルながら合理的なのでしょう。
形も、熱源に複数密集して置くことが出来る仕様のため、元から省スペース。これはいいよ。
忍びよるメスティン
飯ごうに心の中でいいね!をたくさんつけていたソトヤマでしたが、そこに黒船来航!
この頃流行りのメスティンです。
メスティンの形もシンプル。
アルミの深いトレイだよねこれ、昔の弁当にそっくり。
別メーカーから出している、メスティンのお友達みたいなライスクッカーには「お米はここまで入れるとちょうど1合になるよ。お水はこの線まで注いでね。」とまたまた親切な目盛りが刻まれていたりします。
実際に使ってみた
そうは言っても、飯ごうLOVEだったソトヤマはメスティン人気を疑っていました。
飯ごうの良さを知らないギャルが飛びついているんだろう。
よし私もやってみよう。
えーと、無洗米をこの線まで入れる。
水を線まで入れる。うん、簡単!
いやいや、ここまでは飯ごうと一緒じゃないか。
本来はアルコールバーナーや固形燃料で熱を入れますが、今回はガスコンロ(弱火)で炊いていきます。
・・・うーん、一緒だねぇー。
そもそも水で米を煮ているだけだしね。
ちなみにソトヤマは、飯ごうもメスティンも炊きあがりの際裏返したり叩いたりしない派です。
ヤケドのリスクが高くなるだけなので、今は裏返しを推奨しないそうですね。
メスティンの魅力は片付けるときにある
そして無事にご飯も炊けて、いただきます。
うん、美味しい。
炊きたてのご飯は、どうして美味しいんでしょう。
のりたま掛けると突き抜けるね。
ごちそうさまでした。さて、後片付けするか。
あら?これ、めちゃくちゃ洗いやすい!
弁当箱みたいなものだもんね。
底が浅いって素敵やん。
よし、今度のキャンプにはメスティンを持って行こう。
しかしながら、よく考えると世の中には「丸形飯ごう」というも存在しているので、炊きたい量や人数により使い分けるのがいいのでしょう。
まとめ
飯ごうの種類には、この他にも戦闘飯盒2型というかつて自衛隊で使われていた仕様の、丈が低いものもあるそう。
実物を見てみたいです。戦闘飯盒2型。
(出てました↓)
読んでくださってありがとうございました。